「好調なときこそ、次を仕込む。」
「儲かっているうちに、次の収益のための準備をしておく。」
そんなの当たり前だろ、そう思われるかも知れません。
しかし、なかなか出来ないものです。
今回は、さらに着眼点が違います。
数字では測れない、“経営のリズム”の話です。
音楽と同じように、経営にもテンポ、リズム感がある気がするんです。
もちろん業種・業態・業界・地域によってリズムに違いはあります。
が、どんなビジネス分野でも、世の中には変化のリズムみたいなのを感じるんです。
例えば、美容コスメの分野においては、成分の流行みたいなのが、波のように次から次へとうまれます。それをリズムのように感じるんです。
世の中が変化していくリズムに合わせて、経営も変化していかないと、経営がギクシャクしていったりするんです。
だからこそ、「好調なときこそ、リズム感を大事にしつつ、次を仕込む。」必要があるわけです。
変化が、世の中のリズムとフィットしていると良いことがあるんです。
SNSでバズったり、プレスリリースが取り上げられやすかったり、今の波があるうちに、次の波を感じ取り、少し先で構えるって感じです。
この「リズム感」を設計できるかどうかが、事業の成長スピードを決めたりします。
今日のコンサルは、「次の事業ネタをどう探せばいいか?」というのが不思議と続いた日でした。
こういうことって不思議なんですが、あるんです。
1日に何件も、別々のクライアントさんから相談があるのに、
みんな同じ内容の質問をしてくる。
そういうオカルトみたいな事が実際に起こります。
次の事業ネタを探すには、私たちは「センサー」を必要とします。
◆ネット広告でクリック数が極端に上がっているもの
◆ブログ記事
◆SEOの検索需要
◆統計情報
◆雑誌の目次
◆流行語
◆各種ランキング情報
などなど。
そのひとつひとつが、“次の商材”の存在や、リズム感を感じさせてくれます。
リズム感覚のある経営は、好調な時期も、静かに未来の仕込みを続けています。
次の波を読むことを習慣にすると、
「次をどうしよう」ではなく、「次が来る準備はできている」に変わります。
数字で波を読み、感性でタイミングを取ります。
うーん、言葉にすると、難しい・・・。
