株式会社NTTデータグループ株式(証券コード9613)に対する公開買付けの開始について

2025年5月8日、こんなニュースが流れました。
簡単に言えば、NTTがNTTデータという会社を、完全子会社化するという話。
NTTデータは、実はすごい重要な会社(だと思う)。
・日本の銀行間で「A銀行からB銀行にすぐにお金が送れる」のはNTTデータさんのお仕事だったはず:未確認。
・マイナンバーのシステム開発とかもNTTデータもやってるはず:未確認。
・役所のオンライン行政サービスとか:未確認。
・アメリカの医療費請求システムとか:未確認。
・外国の銀行システムとか:未確認。
実は、NTTデータは、おっそろしく重要な会社だと思う。
こうなってくると、自由競争をベースとした企業活動ですね、では済まない気がしてました。
現代の国家間の競争は、物理的な領土だけでなく、デジタル領土もあるような気がします。
NTTデータさんのシステムは、もうそういった国家的な領域のことになっていると思ってました。
だから、怖いなぁとは思っていたんです。
そんな中、子会社化する話が出たので、すこし安心です。
こうして、NTTがNTTデータを子会社化することになれば、この文脈のなかで、政府がNTT株を安易に売却することは、日本のデジタル領土の一部を放棄するみたいな事になる、そういう行為にも近くなります。
もしそうなら、このニュースによって、NTT株の売却は難しくなったなぁ、という感想です。
大規模災害、パンデミック、サイバー攻撃のときに、社会機能が麻痺してしまわないのは、
NTTグループさんが重要な仕事をしてくれているからです。
NTTデータの子会社化という、ちょっと見れば、民間企業の経営判断。
でも、よくよく考えてみれば、実際には国家レベルの話だったりするんじゃないかなと思います。
それなら、NTTの株は買っておいたほうが良いってこと?
内需銘柄だと思われてますが、意外に防衛費の関連銘柄でもあるって事ですから、期待感は高まりますよね。
どうでしょうかねぇ。
追伸
私のクライアントさんではありませんし、このブログはあくまでも個人の見解です。
あしからず。