『欲望する「ことば」―「社会記号」とマーケティング』(草思社)

この本は面白い内容でしたよ。

なんとなく体感でわかっていた事でしたが、あらためて言語化すると、そういうことか、と思いますね。

(ちゃちゃーっと読んでしまおうとする私だから、読み飛ばしてるのかも知れないけど、新しい発見があった・・・とは言えないです)

 

わたしが書いたメモをシェアしますね。

 


「言葉」や「記号」の専門家が「人はなぜモノを買うのか」について解説した本です。

 

ざっくり理解したのは、
「いまの時代、ひとは、モノ(物質や機能)を消費してるのではなく、そのモノにくっついている『社会的な意味』を消費している」
ということ。

 

1. 「社会記号」とは何か

  • 「これ持ってると、周りからどんな人に見えるか」という目印みたいな感じ。

  • たとえば、「真っ白の普通のTシャツ」に、あるブランドロゴマークが入ってるだけで「センス良い人」「流行に敏感な人」に見えたりする。
    結局、その人は「Tシャツ」だけじゃなく、「周りへのアピール効果=目印」を買ってる。

  • 「リア充」とか「加齢臭」という言葉と出会うと、それについて考えてしまう。そうやって何かについて気にすることを「フレーミング」と呼ぶ。
     
  • 「リア充」とかいう言葉を作ったことで、気にするようになる。そうすると「リア充」という言葉も意味も現象も、社会的に認められる。
     
  • 「女子力」の周辺によく出てくる言葉
     ・アイテム、人気、ケア、美容
     ・仕事、輝き、マナー、自分、好き、時間、磨く、ひとり、育てる、夜
     ・女性、幸せ、ホルモン、若い、きれい
     ・男性にもてるよりも、自分がなりたい「女子」を目指すという意味合いが強い

2. 欲望は「言葉」によって作られる

  • 「これ、かっこえー!」という気持ちは、世の中の言葉とか、SNSとか、広告によって教えてもらっていたりします。

  • 足袋みたいな靴をみて、「おしゃれ」という気持ちになるのは、それがおしゃれであると、SNSや広告によって教えてもらったから。「何がイケてるか」も、そう。

  • 人は自らの欲望をそう簡単に言語化できない。つまり、人間は実は不器用で、自分がなにを欲しているか自分でもよくわかってない。

3. 記号の消費と差別化ゲーム

  • ようするに、「私は周りの人とはちょっと違う」とアピールする競争がある。

  • 普通じゃつまらないから、あえて少し珍しい限定モデルを履きたいと思う感覚。それが流行れば、もっと新しい別のものが惜しくない。
    これは、差別化ゲームという追いかけっこ。

 

難しい内容だなと思ったけど、なるほどなぁーーーと唸る内容も多かったです。

 

以上です

(さとう)

 
 
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