「営業してないのに、仕事が絶えない人」がいる。
私は30年近く、営業やマーケティングの仕事をしてきました。
だから、「営業のやり方教えてよ」と言われれば、いくらでも教えます。
でも、私は自分自身の仕事については、営業をガツガツしているわけではありません。
いま振り返ってみると、不思議なことに、人生において大きな仕事ほど、自分から取りに行った記憶がありません。
「あの案件、お願いできませんか?」
「こんな相談があるんですが。」
「佐藤さんが思い浮かんだんです。」
そんなふうに、向こうからやってきた仕事ばかり、という印象なのです。
もちろん、家で寝転がっていただけではありません。
本を書いたり、講演をしたり、独自理論を作ったり、いろんな人と話したり、相談に乗ったりはしてきました。
でも、その時は、将来その仕事につながるなんて思ってもいませんでした。
ところが何年も経ってから、その時に蒔いた種が、まるで忘れた頃に芽を出す。
しかも、「なんで今、このタイミングなんだろう」と思うくらい絶妙な形で。
さらに、ただの偶然と呼ぶには、あまりにも回数が多い。
これを「運がいい」で済ませることも出来ます。
でも私は、
「んなわけねーだろ・・・」
と、ずっと思ってました。
やっぱり、運なんてふわふわしたものではないはずなんです。
うすうす、「これは構造があるんじゃないか」と考えてたんです。
仕事を追いかける人。
仕事に追いかけられる人。
この違いは、運とか、能力だけでは説明がつきません。
では、何が違うのか。
私は多分、「未来イメージ」が関係しているのではないか、と思ってます。
この件については、多くの思考がされています。
◆未来のゴール(未来像)があると、脳がフォーカスを当てた情報だけを拾い出すフィルターが全開になる理論(ルー・タイスの認知科学的なアプローチ)
◆フューチャー・セルフ理論では、ベンジャミンハーディさんが有名です。理想的な未来の自分を強く抱いている人ほど、現在の意思決定や選択が変わる、という理論。
◆目的論では、「人は過去の原因によって動かされる(原因論)」のではなく、「自らが設定した未来の目的(目的論)に向かって生きている」という考え方をします。アドラー心理学とかもこれです。
たぶん、天の布置が起きる人というのは、それを実践している人なのだろうと思います。
普通は、過去が現在をつくり、現在が未来をつくる、と考えます。
でも、もしかすると逆なのかもしれない。
未来に強いイメージを持っておくと、今この瞬間の出会いや出来事の中から、未来に必要なものだけを無意識に拾い集めることができる。
作詞家の阿久悠さんは、自身の仕事術や企画論の中で書いています。
「人は過去から未来へ生きていると思っているが、ヒットを作る人間は未来から過去に向かって生きている。」
では、未来から過去に向かって生きるとか言いますが、
具体的になにをどうすりゃいいのか?
調べていくうちに、共通点は8つくらいあることが見えてきました。
・種をまく
・越境する
・内軸を持つ
・即答する
・超感度で待機する
・1経験を20用途化する
・過去を意味づけする
・「願えば叶う」との違いを理解する
このあたりです。
これを、次回以降、もうちょい掘り下げてみます。
(その2へ、つづく)
