チャンスは、見えていたのに見えていなかった
さて、ここまで、
その1 概要
その2「種まき」
その3「越境」
その4「内軸」
その5「即決」
について書いてきました。
強い未来を描き、種を蒔き、越境し、自分の軸を持ち、
即決で「やってみます」と一歩を踏み出すひと。
そんな人の脳は、自然と未来に必要な情報を探し始めるものです。
今回は、「超感度で待機する」です。
実は、人間の脳には、とても面白い性質があります。
人は、見たいものしか見ていない
例えば、大きなショッピングモールで家族とはぐれたとします。
周りには何百人、何千人という人がいます。
それでも、自分の子どもや家族だけは、一瞬で見つけられることがあります。
逆に、同じくらいの年齢の人や、似た服装の人は、ほとんど記憶にも残りません。
あるいは、図書館で探している本があるとします。
本棚の前を歩いているだけなのに、
「ん? いま、何かあったような気が・・・あっ、あった。」
と、目的の本だけが目に飛び込んできます。
一冊一冊読んで探しているわけではありません。
脳が、その本だけを優先して見せてくれているのです。
あるいは、大勢の人が話している場所でも、自分の名前が呼ばれると、その一言だけは不思議と耳に入ってきます。
それは世の中が、あなたに合わせてくれているわけではありません。
必要なのは、自分のアンテナです。
脳は、必要な情報だけを拾っている
私たちの周りには、膨大な情報があります。
人との会話。
ニュース。
本。
広告。
SNS。
景色。
もし、そのすべてを意識していたら、脳は処理しきれません。
だから脳は、
「これは自分に関係がある。」
と判断したものだけを、優先して見せています。
つまり、
チャンスが増えたのではなく、チャンスに気づけるようになる。
そういう事が出来る、ということです。
私は、営業のヒントばかり探している
私は30年近く、営業という仕事を研究しています。
だからでしょうか。
映画を見ても、
「この予告編のシナリオ展開は、通販番組にも使えるなぁ・・・」
と思います。
レストランへ行っても、「このメニューの見せ方はうまい。メニューの写真撮っておこう」と考えます。
ホテルへ泊まっても、
受付の所作、対応を見ています。
でも、意識して探しているわけではありません。
営業やマーケティングという問いを、長い間持ち続けてきた結果、
脳が勝手に営業のヒントを探してしまうようになったのです。
チャンスも、同じことです
「たまたま、いい人を紹介された。」
「偶然、あの記事を読んだ。」
「たまたま、その話を聞いた。」
後から振り返ると、そんな出来事が人生を変えていたりします。
でも、その情報は、おそらく以前からそこにありました。
人の紹介も、記事も、話題も、きっと前にもあったのです。
しかし、その時の自分には、意味のない情報だっただけです。
人は、自分が探しているものしか見つけられません。
だから、強い問いを持っている人ほど、世の中から多くのヒントを拾うわけです。
それは周囲から見ると偶然のように見えます。
でも本人からすると、
「なんだか最近、自分に必要な情報が、たまたま耳に入ってくる。」
そんな感覚なのです。
天の布置は、アンテナを立てた人に起きる
私は、天の布置とは、運が良い人の話ではないと思っています。
強い未来を描き、
種を蒔き、
越境し、
自分の軸を持ち、
「やってみます」と一歩を踏み出した人。
そんな人の脳は、自然と未来に必要な情報を探し始めます。
でも、意識してアンテナを敏感にするのが良いと思います。
そして、小さな出会いも、
何気ない会話も、
一冊の本も、
人生を変えるヒントとして、超感度でアンテナを立てて、受け取れるようになります。
世の中が変わったのではありません。
自分のアンテナが変わった。
私は、その積み重ねが、天の布置を生み出しているのだと思っています。
次回は、「一つの経験を何度も使う人」
同じ経験をしても、
一度で終わる人もいます。
一方で、一つの経験から、本を書き、講演をし、別の仕事へ発展させる人もいます。
その違いは、経験の量ではありません。
経験を資産に変える力です。
次回は、「一つの経験を、何倍もの価値に変える方法」について書いてみます。
