天の布置(その2)

天の布置(その2)

 

前回、「天の布置」という現象について書きました。↓

天の布置(その1)なぜかチャンスが向こうからやってくる人
「営業してないのに、仕事が絶えない人」がいる。 私は30年近く、営業やマーケティングの仕事をしてきました。 だから、「営業のやり方教えてよ」と言われれば、いくらでも教えます。 でも、私は自分自身の仕事については、営業をガツガツしているわけで...

営業を頑張っているわけではないのに、なぜか仕事が向こうからやってくる人がいる。

 

仕事を追いかける人。

仕事に追いかけられる人。

この違いは、運とか、能力だけでは説明がつきません

そこで私は、未来に強いイメージを持っておくと、今この瞬間の出会いや出来事の中から、未来に必要なものだけを無意識に拾い集めることができる、という話をしたわけです。

 

では、未来から過去に向かって生きるとか言いましたが、

具体的になにをどうすりゃいいのか?

 

そこで今回は、その実践編として「種をまく」ということを紹介します。

 

天の布置が起きるひとは、未来へ向けて種を蒔いていることがほとんどです。

 

種を蒔くとは、未来に資産を置くこと

ここで言う「種」とは、お金のことではありません。

未来の自分が活動しやすくなるように、現在に資産を置いていくことです。

その資産は、あとから信用になったり、紹介になったり、仕事になったりします。

 

投資回収期間を数週間に設定するのが「営業活動」だとすると、種まきは、その行為の投資回収期間を数年後、へたすると10年以上先に設定するような行為です。

天の布置が起きるひとは、こうした種まきをしっかりしていると思います。

 

私は、大きく分けると、こんな種類の種があると思っています。

1.発信の種

自分の考えや、目標、経験を世の中へ出していくことです。

ブログを書く。

講演をする。

YouTubeで話す。

SNSで発信する。

本を書くのもそうです。

その時、その場では誰も反応しないこともあります。

でも数年後、

「あの記事を読んでいました。」

「あの投稿は、記憶に残っているんです」

「あの本を持っています。」

そんな一言から仕事が始まることは、珍しくありません。

 

2.信用の種

約束を守る。

返信を早くする。

困っている人を助ける。

利害抜きで人を紹介する。

こういうことは、すぐには利益になりません。

しかし人は、

「この人なら安心だ。」

という記憶を、とても長く持ってもらえます。

信用は、お金では買えない種です。

 

3.記憶の種

人は、忘れます。

だから思い出してもらう努力も必要です。

名刺交換のあとに一言送る。

近況を伝える。

相手のSNS投稿や、情報発信に反応する。

久しぶりに連絡してみる。

仕事は能力だけではなく、「思い出してもらえるかどうか」で決まることも少なくありません。

それが、天の布置の正体だったりするわけです。

 

4.実績の種

経験は、積むだけでは資産になりません。

実績として見える形に残して初めて、未来へ働き始めます。

実績一覧をまとめておき、なにかある度に渡す。

成功事例を書く。

お客様の声を集める。

ノウハウを体系化する。

独自理論に名前を付ける。

経験を「見える資産」に変えることも、大切な種まきです。

 

5.印象の種

「あ、この人といえば○○だ。」

そう思い出してもらえる人は強い。

肩書き。

自己紹介。

写真。

デザイン。

話し方。

価値観。

人は能力より先に、印象で頭の中で検索しています。

だから強い印象を持ってもらうことも、未来への投資なのです。

6.物語の種

人は情報よりも、物語を覚えます。

なぜ今の仕事をしているのか。

何を大切にしているのか。

どんな失敗をしてきたのか。

どんな未来を目指しているのか。

物語として語ることを良くしている人は、人の記憶に残ります。

それは最も強い種の一つです。

 

 

すぐ芽が出る種と、十年後に芽が出る種

こうした種をまく、という行為をしていて興味深いのは、自分でも、どの種が育つかわからないことです。

「これは絶対に仕事になる。」

と思って蒔いた種が、何も起きない。

そんなことは珍しくもなんともありません。

 

逆に、

「ただ書き残しただけ。」

そんなものが、十年後に大きな案件を運んでくることがあります。

だから私は、どの種が育つかを考えるのをやめました。

今日も一粒。

また明日も一粒。

そうやって未来へ資産を置き続けることのほうが、大切なのだと思っています。

 

でも、種を蒔くだけでは足りない

天の布置が起きるひとは、未来から過去に向かって生きるとか言いますが、

具体的になにをどうすりゃいいのか?

その共通点の1つ、「種をまく」について紹介しました。

 

・種をまく(済)
・越境する
・内軸を持つ
・即答する
・超感度で待機する
・1経験を20用途化する
・過去を意味づけする
・「願えば叶う」との違いを理解する

 

ところが、同じように種を蒔いているのに、大きな仕事が集まる人と、そうでない人がいます。

その違いは、種の量ではありません。

 

私は、「どんな世界を行き来しているか」が大きいと思っています。

営業だけ。

マーケティングだけ。

ではなく、

営業と心理学。

経営とAI。

出版と動画。

異なる世界をつなぐ人は、不思議なくらい大きなチャンスに出会います。

私は、この力を「越境」と呼んでいます。

 

次回は、この「越境」が、なぜ天の布置を生み出すのかを書いてみます。

 

(つづく)

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